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どこまでできるの?リノベーション物件で実現できること、できないこと

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(写真=Stock-Asso/Shutterstock.com)

リノベーションには、実現できる内容が限られていることを知っておかなければなりません。住宅の種類や構造によってリノベーションの自由度は大きく変わるため、中古住宅を購入する際は、事前によく確認することが必要になります。リノベーション物件で実現可能な範囲と、不可能となりやすいポイントについて紹介します。

主なリノベーションの範囲

リノベーション物件では、自分のこだわりを大きく反映させたり、費用の許す限り物件価値を高めていくことが可能です。代表的なリノベーションには以下のようなものがあります。

・ コンセント、エアコン・暖房設備の追加
・ フローリングや壁紙など内装の変更
・ 階段や窓、手すりの設置・移動
・ トイレ・バスルーム・キッチンなど水回り設備の移動や変更
・ オール電化への変更
・ 間取りの変更
・ 屋根裏の増築

コンセントやエアコンの追加、オール電化への変更、大型食洗器の設置といったリノベーションの場合、電気容量が大きいため引き込み線も必要になります。

人気のリノベーションは寒い地域や古い建物の床暖房、比較的手軽に部屋全体の雰囲気が変わる壁紙、新築同様に生まれ変わるフローリングなどです。階段や窓、キッチン、トイレの位置の移動、大規模な間取りの変更などは、物件の構造と不動産契約によって可能です。

一戸建てでは制限が少なく耐震や断熱などリフォームが可能なのに対し、マンションでは管理規約によってリノベーションできないポイントが存在するため、事前によく確認しておかなければなりません。

リノベーションできないポイント

元々の建物や部屋に手を加えるリノベーションでは、基礎構造を無視した施工は不可能です。例えば木造2階住宅の場合、以下のようなリノベーションは実行することができない可能性があります。

・ 3階建てに増築
木造2階建ての場合、木造3階建ての基本的な構造が異なることから、基本的に階数を増やすことができません。階数を増やしたい場合には、構造自体を見直す大規模なリフォームを考える必要があります。

・ 主要な柱の撤去
2階建ての建物には取り除くことができない柱が存在します。間取りを変更したい場合やバリアフリーにしたい場合などでも、柱をそのまま生かせるリノベーションにしましょう。

一方で、契約上の規制が存在するマンションの場合には、以下のようなリノベーション不可能ポイントが挙げられます。

・ 構造体の工事
マンションの1室にリノベーションを行う場合、共用部分に変更を行うことは基本的にできません。

・ 窓の交換、玄関ドアの交換、配管スペースの移動
マンションでは、構造体や窓、玄関ドア、配管のシャフトなどは共用部分と見なされるため、リノベーションの対象外となります。そのため、水回りの設備の移動には大きな制限がかかったり、インターホンやドアノブを勝手に交換することはできないとされています。

リノベーションを失敗しないために

リノベーション物件では、こだわりを反映させて住居を自由に作り上げることができるのが最大の特徴ですが、変えられる範囲が決まっていることには注意する必要があります。物件を購入さえしてしまえば、その中で自由に何でもアレンジできるというわけではありません。せっかく購入したのに思い通りのリノベーションができず、物件の魅力を引き出せないままでは意味がありません。

マンションでは特に制限が多いですが、例えば一戸建てであっても、住宅の構造について何も考えずに購入すると、希望のリノベーションが行えない可能性が出てくるかもしれません。壁が柱の代わりとなる「壁式構造」で間取りの変更ができない、反対に柱と梁で家を支える「ラーメン構造」では柱の撤去はほぼ不可能です。

また、物件の立地によっては資材が搬入できない可能性も存在するため、あわせて確認しておく必要があります。悪条件により余計な出費がかさんでしまわないよう、先に予算を伝えておくことも大切です。

リノベーションには制限がある

物件の種類や立地、構造などによってリノベーション内容に制限があることを理解しておきましょう。特に、区分マンションでは管理規約によって共有部分が規定されているため、必ず確認しておかなければなりません。中古物件を購入する際は、条件が良いからといってすぐに購入するのではなく、希望のリノベーションを行うことができるか、専門家と相談しながら慎重に決定する必要があると言えるでしょう。

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