リノベーションでよくある3つの失敗
リノベーションにはある程度の知識が必要となるため、事前に情報収集を怠ると予期せぬトラブルが発生していまいます。特に、中古物件の購入からリノベーションを行う場合には、会社選びやスケジュールについても十分に検討する必要があります。リノベーションでよくある3種類の失敗について知り、トラブルをできるだけ回避していきましょう。
物件・会社選びの失敗
リノベーション用に中古物件を購入後、「予定していた間取りの変更ができなかった」「マンションの管理規約によって床をフローリングにすることができなかった」ということが発覚するのは珍しくありません。
リノベーションの自由度は、不動産の種類や構造、規約などに大きく左右されます。購入後に後悔しないためにも、専門業者にリノベーション内容を相談し、実行可能な物件か判断して貰う必要があるでしょう。
また、リノベーション業者のなかには、事前に具体的な説明をしなかったり、見積金額を安く設定したりする悪質な会社が存在します。業者選びを怠ると、リノベーション費用の大幅な増加や、工期の延長、手抜き工事などによって更なるトラブルが発生してしまいます。なるべく複数の業者で見積もりを行い、以下のような会社は避けるのが無難と言えるでしょう。
- 金額が極端に安い
- 説明が雑
- 契約を急かしてくる
- 打ち合わせ回数が少ない
- 他社を批判する
費用・スケジュールの失敗
リノベーション費用を考慮せずに予算ぎりぎりの物件を買ってしまうケースが少なくありません。条件の良い物件が見つからないと、つい予算を引き上げてしまい、リノベーション内容を大きく妥協する必要が出てきてしまいます。中古物件をリノベーション用に購入する場合、リノベーション費用をあらかじめ見積もっておく必要があります。また、事前にリノベーション業者に相談しておき、物件の購入前に相談しておくと、失敗しにくいと言えるでしょう。
そして、物件の購入からリノベーションまでローンを活用する場合は、支払い日やスケジュールに注意しておかなければなりません。融資実行が物件の購入やリノベーション工事の支払い後に行われる契約となっており、想定以上に自己資金が必要となる場合があります。支払いができないと当然工事などのスケジュールは全て遅れることになり、無用なトラブルを招く要因となります。ローンを活用する際は支払いの発生日や、つなぎ融資が受けられるかどうか事前に確認する必要があります。
また、リノベーションした住宅に引っ越す場合では、想定以上に工期が長くなり、家賃の二重払いによって出費がかさんでしまうことが考えられます。費用に関しては余裕を持って計画を立て、想定外のトラブルにも柔軟に対応しましょう。
入居後に気づいた失敗
物件自体はしっかり確認したにも関わらず、入居後に後悔する例として騒音問題が挙げられます。大通りに面していて車の音が想像以上に響いたり、近くのお店が夜中まで営業したりしている場合は特に注意が必要です。
さらに、アパートやマンションでは隣の部屋の騒音が気になってしまうことも少なくありません。購入する物件をすぐに決めてしまわずに何度も足を運ぶことで、騒音リスクを最大限回避することを心がけましょう。
さらに、マンションによっては大規模修繕費用の一時金として数十万円ほどの出費を各入居者が負担しなければならない場合があります。入居した直後に請求される可能性も十分考えられるため、マンションの購入を検討している人は特に注意しておきましょう。
失敗例から学ぼう
リノベーションを行う際は、いろいろな失敗例を参考にさまざまな対策を意識しておきましょう。特に、想定以上に費用がかかり、リノベーションを妥協しなければならない結果となってしまっては後悔がとても大きくなります。お金と時間に余裕を持ち、決定をする時は焦らずに行うことで、良い結果が生まれやすいと言えるでしょう。
