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知っておきたい不動産投資におけるリスクの種類

知っておきたい不動産投資におけるリスクの種類

サラリーマンでも出来る副業はいつくかありますが、その一つに不動産投資があります。不動産は他の投資と比べても安定性が高く、毎月定期的な家賃収入が入るのが魅力の一つです。しかし投資には必ずリスクがあります。では不動産投資におけるリスクとは、いったいどのようなものがあるのでしょうか。そしてその対策法も考えていきましょう。

不動産投資をする際はリスクを理解することが重要

不動産投資にかかわらず、投資にはリスクが付き物です。リスクがあるから投資のリターンも望めるのです。不動産投資でもそれは同じで、リスクを背負うからこそ投資をする旨みや、喜びが得られるものです。ではリスクとはいったいどのようなことを言うのでしょうか。

まず必ず押さえておきたいのは、リスクとリターンは同程度の大きさであるという事です。投資で大きなリターンを得たければ、それと同じ大きさのリスクを背負うことになるということです。小さなリターンでよいのであれば、リスクも比例して小さくなります。このようにリスクとリターンはいわば表裏一体の関係であるといえます。

不動産投資は一般的に「ミドルリスク、ミドルリターン」と呼ばれています。それは大きなリターンは望めないが、リスクもハイリターンまでには届かないという事です。不動産投資は他の「ハイリスク、ハイリターン」の投資のように、一気に大きく稼ぐことはあまりできません。むしろ毎月の定期的な家賃収入や、地代収入でこつこつと収益を得るという投資法です。このような地道な投資法ですが、リスクをきちんと理解して始めなければ、リターンも想定していたものより小さくなってしまったり、最悪の場合にはリターンが全くないような失敗に終わったりするケースもあります。このようにリスクを理解しないまま投資をすると、想定していないような事態が起きて、リターンが少なくなってしまうことがあるという事を覚えておきましょう。そのため不動産投資には、どのようなリスクがあるのかを、きちんと理解してから望まなくてはなりません。では不動産投資で考えられるリスクとは、一体どのようなものがあるのでしょうか。

不動産投資におけるリスクの種類

出来る事ならば不動産投資を始める前に、リスクの種類をすべて理解しておくことが大切です。

まず一つ目に考えられるのは、購入した物件の空室問題です。この空室問題は不動産投資において大きな問題です。所有する不動産に空室が出たとしても、すぐに次の入居者が決まれば問題ありませんが、立地などの良し悪しにより、空室が長引くことがあります。そうなった場合には、当初想定していたような家賃収入が得られなくなってしまいます。そうなると借入金の返済計画などにも、影響が出てくる恐れがあるのです。金融機関からの借入金は、基本的には家賃収入から返済していきます。家賃が入らなくなると、給料や貯金などからの「持ち出し」になってしまいます。

他にも考えられるリスクは、火災や地震、風害や水害などの自然災害です。日本は特に地震に対するリスクは、どの地域で投資をするとしても念頭に置いておいた方が良いでしょう。火災は入居者の火の不始末により発生する場合がほとんどです。入居者には注意を促しても、うっかりと失火してしまうこともあります。他にも水害や風害も考えられます。この二つは地域により起きる可能性が高い場所と、そうでない場所があります。自分の所有する不動産が、水害や風害の起こりやすい場所であるならば要注意です。

それ以外にも不動産投資特有のリスクがあります。不動産投資は他の投資とは違い、金融機関の借入金を利用して投資をすることが出来ます。それは不動産投資特有のメリットと言えるでしょう。しかしそれがリスクにつながることがあるのです。つまり金融機関の借入金を利用しすぎるという問題です。基本的に不動産投資では物件を購入するときには、頭金を2から3割用意することが、リスクを抑えることに繋がります。しかしそれを用意せずに不動産を購入する「フルローン」というやり方があります。それは頭金を用意することなく、不動産を購入することが出来るので便利な反面、借入金が大きくなりそれがリスクを増大させてしまうのです。

不動産投資における代表的なリスクには、主にこのようなものがあります。ではこのようなリスクを出来るだけ抑えて、投資を効率よく進めるためには、どのような対策をしたら良いのでしょうか。

リスクを下げるためにできること

これは投資全般に言えることですが、なにも勉強をしないでいきなり投資を始めることは、一気にリスクを引き上げることに繋がってしまいます。そのため不動産投資を始める前に、勉強をしっかり行ってから望むことが大切です。

勉強方法はいろいろあります。書籍を購入して勉強する方法や、投資セミナーなどに参加して学ぶことも可能です。書籍の場合には、1冊1500円程度で購入できますので、簡単に不動産投資の勉強をすることが出来ますし、初心者にとってもやりやすい方法です。そのような本を少なくとも2から3冊くらいはしっかり読んで、不動産投資のリスクを徹底的に理解してから始めてみましょう。

そして不動産投資を始めてからも、リスクを下げる努力が必要になります。まず、空室リスクを下げるにはどうしたら良いのでしょうか。それは不動産購入の時から気を付けなければなりません。不動産投資において大切なことの一つに「立地」があります。この立地を見誤ると後悔することになりかねません。

入居者の目線で考えてみると、駅から近くて通勤や通学に便利な場所に住みたいと思うものです。そのため辺鄙な場所を選んで不動産投資を始めると、空室問題に直面した時になかなか解決の糸口が見つからなくなる恐れが出てくるのです。その空室リスクを下げるためには、立地の良い不動産を購入することが大切になります。それが空室問題の発生を、事前に防ぐ方法になります。それ以外にも空室問題のリスクを下げる方法はあります。それは不動産のオーナーが、入居者にとって魅力的な物件を作り上げることです。間取りを変更してみたり、定期的な修繕をきちんと施したりすれば、入居希望者も増えてくるものです。

もう一つのリスクである自然災害や、火事などのリスクを下げるには、きちんと地震保険や火災保険に加入しておくことです。もちろん火事などは事前に防ぐことが出来ますが、地震や水害、風害などの自然災害は事前に対処できません。もし建物が被害を受けてしまった場合には、莫大な修繕費用が掛かる場合があります。そうなってしまった場合には、投資のリターンなど吹き飛んでしまう恐れもあります。それを防ぐ為に保険に加入するのです。

そうしておけばいざという時、甚大な被害が建物に出たとしても、保険がおりるために金銭的な被害を、最小限にすることが出来ます。不動産投資は何十年先まで続く長期的な投資です。どのような災害が起きるか予測不可能な部分があります。そのため費用を惜しむことなく、火災保険や地震保険に加入しておくことが、自然災害等のリスクを下げることに繋がっていくのです。

【まとめ】リスクを理解すればするほど安定した投資に繋がっていく

不動産投資におけるリスクをきちんと勉強して理解をしましょう。それから始めることが大切です。勉強もしないでやみくもに不動産を購入すると、大変な後悔をすることになりかねません。リスクという物は学ぶほど、自分でコントロールできるようになります。そうなると自然とリターンもコントロール出来るようになっていきます。こうなれば不動産投資が大変面白いと感じるようになるでしょう。

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